このところ今までにない集中豪雨にこの信州も見舞われるようになりました。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。
私が造ってきた建物の多くは地熱利用を目的とし、床下にかなりの空間がありますので床上浸水になることはまずあり得ませんが、床下浸水の可能性は否定できません。ホームデザインHARATAでは、そういった場面を想定して様々な対策を行っています。
現在建築中の八ヶ岳高原の現場も、大水で万が一床下に水が侵入した時のために基礎の床に写真のように排水口を設置しています。ただしこれは立地条件により設置できない場合もあります。
また写真左から右のように建物周囲の下から上に溝を掘り土砂が押し寄せないようにしています。
こちらは別の建物ですが、上部からの土砂をよけるため土地に溝を掘ってあります。これを土側溝といいます。埋まり出したら掘り返す定期的なメンテが必要です。
車庫周囲には、車庫に雨水が入らないよう集水パイプを埋設してあります。
基礎に対しても直接対策をしています。写真のように底辺と立ち上がり基礎を同時コンクリート打ちした基礎には水は侵入しないといわれていますが、それでも念のために防水シートを施しています。
基礎を同時打ち出来ない場合にはこの写真のように防水塗料を塗りこみます。
今回は、ホームデザインHARATAの行っている水害対策についてご紹介しました。このようにいくつかの水害対策を現場に合わせて施しています。
次回はホームデザインHARATAが得意としている、チェーンソーによる厚板加工の風景をお届けします。どうぞお楽しみに。