夏涼しく冬暖かい家への取り組み

今回は、これまでに測定してきたデータ結果やホームデザインHARATAの夏涼しく冬暖かい家造りへの具体的な取組みなどについて紹介していきたいと思います。

ご紹介する外気温室内温を測定した建物は標高1300mの高地にあります。測定時、建物は無人の状態でした。つまり暖房機器を全く使用していない状態のデータです。

冬の温度測定
外気の最低気温がマイナス12度を記録した1月14日、その時の建物内は1番温度の低い2階北側でプラス3度、床下は安定していてプラス8度でした。

冬暖かい家、というのはその代わりに夏は暑くなってしまうと思われがちですが、同じ建物を7月に測定し、その結果とまとめを長野県環境保全協会様に報告したものをご紹介します。

夏の温度測定
この建物は測定した当時、ひと夏じゅう窓は閉め切っており、またカーテンなど日よけのない状態でした。この状態で最も気温の高くなる2階の天井の一番高い部分で最高27度を維持しました。

このような、夏涼しく冬暖かい家がホームデザインHARATAの造る家づくりの特長です。

このデータをとったのが4年ほど前になりますが、その後も良いと思われることは全て取り入れ工事をしており、昨年(平成23年)夏測定した家は室内の最高気温が26度でした。測定には最低最高気温が残る温度計を使います。

次の写真はホームデザインHARATAのこだわりの家づくりの一部を紹介しています。
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外部から内部に貫通する金物の外部にはウール系の断熱材を充填し気密テープを貼ります。

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そしてさらに、内部側の金属部分にはウレタン系の断熱材を吹き付けます。こうすることによって熱が伝わりにくくなり、また金物の結露を防ぎ建物の寿命を延ばす結果になると思います。

こういったひと手間をかけること、それが家づくりに大切なことだと考えています。次回もホームデザインHARATAの家づくりのこだわり部分について紹介していきます。お楽しみに。