現在進行中の建物を基礎の段階より紹介していきます。
高原の地にお似合いの立派な大屋根を延ばし、延ばした屋根の下は駐車場として使い、空間を有効利用しています。
建設地は標高1300mの高原にあり寒い時は零下20度近くになります。ホームデザインHARATAでは、過去、この条件下の建設地で冬期間無人でも水道の水抜き不要・排水管不凍液不要な建物をすでに建築した実績があります。
凍結防止帯といって、電熱ヒーターみたいなもので温め水道が凍らないようにする以外に電気代がかかる物も不要の別荘を何棟か建築してきておりますが、今回の現場ももちろんそうした別荘です。
上記の冬場凍らない家造りは、まずは基礎作りから始まります。
凍結深度は市町村によって異なりますので、役所に問い合わせれば教えてもらえます。この現場の凍結深度は1mで基礎の立ち上がりを土の上に40cm出すと基礎の高さは1.4mになり、これが傾斜地だともっと高くなる場合があり、そうなると人間が立って歩けるほどになります。
今回紹介する写真は、第三者機関による配筋検査・型枠に断熱材取付などの施工の様子です。
第3者機関により正しく配筋がなされているか検査されています。見ての通り、均等に、そして美しく現場の職人たちが仕上げています。
写真の黄色いボードは基礎のコンクリートを押さえる外側の型枠になります。
白いボードは断熱材のカネライトフォーム、基礎の内側に貼り付け断熱を行います。
基礎内で配筋作業をしている職人の身長と比べてみると、基礎の高さが良く分かると思います。
基礎断熱工法で冬暖かく夏涼しい地熱も利用し、全体が地下室として利用可能になります。
次回も引き続き基礎工事の様子を紹介していきます。