弊社で造る建物は、高原でも冬季間不在で水道の水抜き不要、しかも凍結防止帯不要、
排水の凍結対策も不要な省エネ住宅を実現してきました。
今回は、茅野市に本社を置く不動産会社、蓼科グリーンビュー開発株式会社様からの依頼による
昨年秋完成の「蓼科中央高原の家」をご紹介します。
奥に見える蓼科山です。
今年は暖冬でしたが高原の最低気温はマイナス14.5度まで下がりました。
この冬3か月間本当に建物の内部はマイナス気温にならないのか
南のカーテンも閉めたまま日差しが入らない状態で温度測定を行いました。
キッチンに置かれた最低気温を記憶する温度計の最低温度は2.4度になっていました。
外気温がマイナス15度になっても、建物の内部は無人で日差しを断ち保温剤や熱源は一切なしの状態で一冬越しても
マイナスにならないことを立証しました。
給湯用ボイラーも屋内に置き基礎断熱された床下で配管されていますので凍らず・長持ちし・メンテも楽です。
この様に高原でも冬長期間旅行をしても、水道やボイラーの水抜きが不要で
電気代が月1万円以上かかる凍結防止帯が不要な建物が実現しました。
それでは建物をご紹介していきます。
南東側から見たところで雨にぬれず玄関に入れる屋根が伸びています。
玄関ドアは北欧木製断熱ドアです。
中に入ってみましょう。
正面には大きなシューズクロークがあります。
吹抜天井のリビングが見えてきました。
その奥のダイニングキッチンです。
キッチンと家電収納を含むカウンター
リビング側と
その吹抜
西側奥には寝室となる押入付きの畳コーナーがあります。
階段から2階へ上がっていきます。
2階は吹抜天井の部屋になります。
扉の奥は2階のトイレになります。
小屋裏を収納部屋としましたが十分寝室になります。
この建物のスペックは弊社企画ハウス「スモハ」と同じです。
日本古来の土蔵を参考に2重屋根通気工法を考案、
外壁内通気層と連続させることにより建物の長寿命化を実現しました。
また、徹底した気密工事はC値0.1を下回る日本トップレベルの施工実績を納めています。
このスペックにトリプルガラスや付加断熱工事をした無暖房住宅を以前ご紹介しましたが
次回からこちらの付加断熱工事をしている建物をご紹介してまいります。
お楽しみに。