今回は、標高1400m山間部に建設中のF邸の建て方の様子をご紹介します。
土台には害虫の被害に強いヒバを使っていますが、ヒバの土台を敷く前にヒバ材と接する基礎の部分に防水と気密を兼ねたパッキンを敷きつめます。この処理により土台に湿気が上がるのを防ぎ、また基礎と土台のすきまをなくしています。
屋根を構成するタルキの間には235mmの厚さで、断熱材がしっかりと充填されることになります。
垂木の上に渡された野地合板のジョイント部分は、気密性を高めるためにテープ処理を施します。
土蔵と同じ考えで屋根の野地板の上に30mmの空気層を取り、耐久性と夏の涼しさを考えました。その上に無垢の杉板を敷き詰めます。
次回も引き続きF邸の作業の様子をご紹介します。どうぞお楽しみに。