無垢板チェーンソー加工例 その4

今回ご紹介するお宅はシステムキッチンではなく、なんとキッチン自体を厚板を使用して作りました。
厚板は今までご紹介したお宅と同じ材質ですが、墨を混ぜない純粋な柿渋のみの着色で、リボスの自然ワックスを何回も塗り込み光沢を出していますので、色彩はかなり明るめです。

1キッチン
キッチンカウンターの造作ではシンクとIHを仕込むのに苦労しました。食洗器も内部に収めてあります。

2カウンター
カウンターのコーナーは個性を強め荒々しく加工しました。

3リビングから
カウンターをリビング側から見たところです。

4端材利用
以前にご紹介したお宅と同様、余った端材を棚に利用しました。

5玄関カウンター
写真はこのお宅の玄関カウンターです。奥に玄関収納があります。

6スリッパ置き
カウンターの下にスリッパを収納出来るように棚を取りつけました。

このお宅の内部は無垢の松板と珪藻土の塗壁で仕上げています。19年の春に完成したこのお宅は、次世代省エネ基準Ⅰ地域(熱損失係数1.6以下)の北海道型住宅として初めて手掛けたお宅です。地熱を利用し、もちろん凍結防止帯は不要です。
オーナーはとても気さくな方でいつでも見学させていただくことが可能です。

次回はテーブルを厚板で造ったお宅の紹介です。どうぞお楽しみに。