今回も前回に引き続き無暖房住宅の施工方法をご紹介します。
以前にもご紹介しましたが屋根断熱の場合は土蔵と同じ考えで2重屋根にし空気を流し
耐久性と夏の暑さ対策にしましたがその屋根が完成しましたら下の写真のように断熱材の工事になります。
完成した屋根下の235mmのタルキ間に現場発泡ウレタン「アイシネン」を吹き込みます。
その下から遮熱材付の「キューワンボード」30mmを張り上げます。
ジョイントには気密テープを貼り漏気のないよう処理します。
その下にまた木を打ち付け内部側にも空気層を造り仕上材を張ります。
下の写真左側に少し見えますがこちらはレッドパインで仕上げました。
この一手間の空気層により電気配線が断熱層を貫通することもなく配線でき、
また急激な暖房による仕上材の結露を防いだり効果は大きいと思われます。
この様に無暖房住宅体感スペースと同じ工法により、7月16日室内は22度の涼しい状態で、
施主さん自身階段の仕上塗装が進められました。
外では外構工事が始まりました。
次回は「高気密住宅とインナーテラスの融合」にもどり造作工事をご紹介します。
お楽しみに。