省エネ住宅と薪ストーブの融合

気密性の高い住宅では薪ストーブの燃え方が悪く、扱いが難しいとされています。
しかし気密性が悪いと蟻など小さい虫の侵入や隙間からの漏水・結露など家の寿命を縮めます。
今回から気密性の高い省エネ住宅に工夫を施し環境にやさしい薪ストーブを導入した家造りをご紹介します。

基礎配筋

先ずは基礎工事です。
いつものように配筋をします。

土台気密

ヒノキの土台を据えますが基礎コンクリートからの湿気が伝わらない様専用のパッキンを敷きますが、
これは気密性も高め隙間をなくし蟻などの侵入を防ぐ役割も果たします。

棟上

建方が始まりました。

土台気密

気密パッキンを入れて据えた土台になお虫や雨水が侵入しない様防水気密テープを貼ります。

合板気密

耐震性を高めるため面材の合板を貼りますがそのジョイントも防水気密テープを貼ります。
この上に透湿防水シートで覆い通気層を確保し外壁を張ります。

構造検査

この段階で第三者による構造と防水の検査を受けます。
計算通りの構造材・金物の確認と開口部の防水処理方法を写真で記録します。
基礎工事の配筋検査とセットになります。

3尺間隔にヒノキの柱

4寸のヒノキ柱が3尺間隔に建ち丈夫な構造になっています。

天井気密

天井裏には気密シートが貼られました。
この上に断熱材を吹き込みます。

壁取合い

壁に断熱材が入ると気密シートを張りますが天井のシートと連続するように天井のシートを先に張り下げてあります。

吹付開始

断熱工事が始まりました。
断熱材はカナダ生まれのアイシネンです。一般的な発泡ウレタンに比べかなり発泡します。
ここで重要なことは材料とそれを施工する職人さんです。

吹付けた状態

4寸の柱間に吹付けられた断熱材はこんなに発泡しました。
次回は薪ストーブが燃えやすくなるオリジナルな外気導入工法もご紹介します。