今回ご紹介するのは美山の里I邸です。今年平成24年の春完成しました。この建物は、海外で生活をしていた施主の帰国に合わせるような形で建築を進めました。前年の23年夏にお会いして打ち合わせを行い、その後の現場の進行具合の報告や細かい部分の打ち合わせはE-mailとそこに添付した写真でやり取りを行いました。
北側からの眺めです。施主の強い希望で玄関を建物の中央に配しました。
建築が実際に始まったのは平成23年のお盆過ぎですが、それよりも随分前から計画をし、建築のため伐採してしまった土地に生息していた胡桃の木を家のどこかで活用してほしいという施主の意向を汲んで、伐採後保管して乾燥させ、その一部をポーチ柱に利用しました。
斜め東からの様子です。横方向や斜め方向の付け梁にも胡桃の木を活用しています。
こちらは南側から見たところです。西側には屋根付きのデッキが、南側には屋根はありませんが広めのデッキがあります。
時差が7時間もある国に滞在する施主さんとのメールでのやり取りは、時に難しく、お互いの意思の疎通に時間がかかったり、行き違いがいくつかあったりしましたが、その都度根気強くやり取りを続け、無事完成に至りました。次回は、そんなI邸の内部をご紹介します。どうぞお楽しみに。