標高1500mの信州の別荘地に水道の水抜き不要・凍結防止帯不要の山荘建築に挑戦(オリジナル透湿防水シート編)

標高1500mの高地に新たに凍結防止帯不要の高気密高断熱の別荘建築の組立が始まりました。
気密工事の第一歩ヒノキの土台を据える前にいつもの通り気密のパッキン材を敷き詰めます。

建方時もいつもの通り金物による木材欠損部分には

結露防止も含め断熱材を詰め

気密テープを貼ります。

屋根の野地合板のジョイントにも気密テープを貼り

通気層をつくり無垢の杉板を張り2重構造にします。

そして屋根のてっぺんから通気層の空気が抜ける様にします。

壁にはコーチパネルをはめ

 

基礎から土台・パネルのジョイントと

柱・桁とパネルとのジョイント

棟木部分全てに気密テープを貼ります。

この様に外部の気密工事を終えると

透湿防水シート貼工事になりますがこのシート貼で弊社が心掛けているところは
シートに穴をなるべく空けないところです。
下の写真はシート専用スプレー糊を施しているところです。

そして一番注目すべきは土台から梁までいっぺんに貼れる3m材のシートを使用するところです。

よく一般の現場で見かけるのは1m材のシートをタッカーで止めている様子です。
それではせっかくの防水シートに穴を空けることになるので残念です。

この様にシートに穴を空けることなくまたジョイントもないので防水効果だけでなく
気密性能もアップして高地での温度低下にも一役買うことになると思います。

これが弊社オリジナルシートです。

内部から観ますとこの様に開口部も全て覆われ雨が降っても安心です。

開口部を切り開き内側にシートを貼り込みコーナーは気密テープを貼ります。

そしてサッシを取付ますと万が一サッシが結露しても結露水は内部に侵入しません。

この様にしてサッシを取り付けていきます。